提供:テニス部
8月30日から行われるUSオープンテニス2021について紹介します。
ちょっとでもテニスに興味を持っていただいたり試合観戦の参考になればと思います。
【USオープンとは?】
テニスにおける男女ともに最大規模の大会、グランドスラム(4大大会)のひとつで
全豪、全仏、ウィンブルドン(全英)と並ぶ大会。
ニューヨーク市郊外を会場として2週間を通して毎年行われ今年は8月30日(月) ? 2021年9月12日(日)の日程になります。
テニスを知らない人でも「ウィンブルドン」と言えばなんとなく聞いたことがあるんじゃないかなと思います。
つまりはそのウィンブルドンと同じくらい大きい大会で、世界ランキング以上にすべての選手が一度でも優勝したいと望む夢の大会のひとつです。
大会期間中はWOWOWに加入すれば試合を観戦することができます。
また、試合結果のダイジェストもyoutube上に順次アップロードされていきます。
【注目選手紹介(男子)】
今年は男子テニス界最強と言われるBIG3の2人、ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダル、そして前年度優勝者のドミニク・ティエムが欠場を発表し、グランドスラム初優勝を狙う若手にはビッグチャンスとなっている。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
188cm 77kg
現世界ランキング1位にして、BIG3の1人で絶対王者。
この男こそが誰も超えられない最大の壁。攻撃も防御も穴がない、全てにおいて完全無欠。
今年は全豪、全仏、ウィンブルドン全てで優勝し、過去50年以上誰も成しえなかった年間グランドスラム(1年間で全てのグランドスラムを優勝すること)に王手がかかっている。
ダニール・メドベージェフ(ロシア)
198cm 83kg
2019年に世界ランキングトップ10入りしてから急成長を遂げて現世界ランキング2位まで上り詰めた実力者。
長い手足のリーチで普通の選手では届かない、返すだけで精いっぱいの球でも安定した返球とカウンターを繰り出防御力が武器。
過去に2度、グランドスラム決勝の舞台に立つもBIG3に阻まれ優勝には届かず。
この大きなチャンスを掴み切れるか。
ステファノス・チチパス(ギリシャ)
193cm 89kg
現世界ランキングトップ10の中で2番目に若い(1998年生まれ)ながら3位にランクした若手であり次世代No.1候補のひとり。
テニスは最大の武器であるフォアハンドを主軸にした攻撃的でオールラウンドなスタイル。
今年の全仏決勝ではジョコビッチから2セットを奪いあと一歩というところから大逆転負けで涙。
まだまだ成長を続ける若手もここで結果を出せるかにかかっている。
また、余談だがギリシャという国の選手はテニスではかなり珍しい。
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
198cm 90kg
現世界ランキング4位で先の東京オリンピック金メダリスト。
安定感と攻撃力を兼ね備えたストロークと220km/h(大体200km/hあれば速い方)を超える一撃必殺のサービスが武器。
10代の頃からBIG3時代を打ち破る若手の最有力候補と期待されながらグランドスラムでは思うような結果を残せず。
しかしながら着実に経験を積み重ね去年のUSオープンでは準優勝。今年こそはのリベンジに燃える。
錦織圭(日本)
178cm 73kg
言わずと知れた日本テニス界のエース。
USオープンと言えば2014年に準優勝した大会であり相性はいい。
今年はケガに悩まされるも最近は復調の兆しを見せ、全盛期のキレがあれば間違いない優勝候補。
活躍を期待したい。
・その他注目選手
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)
196cm 95kg
男子プロでもトップクラスに強烈なサーブとフォアハンドを持つ。今年のウィンブルドン準優勝の勢いのままで優勝に期待。
キャスパー・ルード(ノルウェー)
183cm 77kg
最近目覚ましい活躍を見せる若手。上位選手への勝利が壁となっているが金星を挙げればそこから爆発するかもしれない。
【注目選手(女子)】
もちろん大本命は大坂なおみ。
ただし女子は無名の若手がグランドスラムの大舞台で覚醒する可能性もあるのでその辺りも見どころのひとつ。
アシュリー・バーティ(オーストラリア)
166cm 62kg
様々な球種を混ぜながら相手を翻弄し、ネットプレーにつなげるのが非常に上手いオールラウンダー。
USオープンでの優勝経験はまだないが、今年のウィンブルドンで優勝し、好調を維持してグランドスラム連覇に挑む。
アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)
182cm 80kg
強力なサーブとストロークを武器にしたアグレッシブなプレースタイルが武器ですが、安定性に欠ける部分も見られる。
そのところが世界ランキング2位に上り詰めながらもグランドスラムではベスト8以上に進めない原因となっているのかもしれない。
大坂なおみ(日本)
180cm 75kg
男女を通じてアジア初の世界ランキング1位、日本人初のグランドスラムシングルス優勝を成し遂げた大本命。
全仏オープンではニュースになった通りメンタル面での不安も残るが過去2度優勝している相性のいい大会であることは間違いない。
カロリナ・プリスコバ(チェコ)
186cm 72kg
高身長から放つショットを武器とする。
過去世界ランキング1位になったこともあるがグランドスラムでの優勝はまだない。
USオープンは2016年に準優勝しているのでその時の条件がそろえば今度こそは、ということも。
・その他注目選手
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
175cm 非公開
やはり女子テニスと言えばこの人。20年以上一線で活躍する最強プレーヤー。
※2021/08/22時点の情報を基に記事を記載しているため、出場選手等の情報が変更になる場合があります。